デイトレード生活について

 株やFXといった金融商品の取引スタイルは、主に投資期間に応じて「短期、中期、長期」の3つのタイプに大別することができます。
そのなかで近年人気を集めているスタイルといえば「短期取引」。
とりわけ1日で取引を完結させる「デイトレード」が高い人気を集めています。

デイトレードには「資金効率が高い」「(ポジションを翌日に持ち越さない分)相場の急変に巻き込まれにくい」といったメリットがあることから、この取引スタイルを選択する人が多く、デイトレードの利益のみで生計を立てている投資家も少なくありません。

さてこのデイトレード……以前は知名度がさほど高くなかったのですが、ここ十数年程で広く知られるようになりましたね。

その背景にあるのは、インターネットの普及でしょう! 
デイトレードでは(相場の大きなトレンドよりも細かな変動に着目して取引をすることから)瞬時に相場の動きを読み取り素早く取引に反映させていく必要があるわけですが、それを可能にしているものこそ何といっても“インターネット”! ネットが一般化したことで、多くの人がデイトレードという選択肢を自由に取ることができるようになったのです。


【FX:デイトレードの難しさとは?】

FXのデイトレードでは、上記でも少し触れたように相場の急変に巻き込まれるリスクが低い(オーバーナイトリスクがない)のが特徴。そのため「ハイレバレッジ取引」が主流です。

よって、上手く予想を当てることができた際には大きなリターンを得ること可能!

ですが、デイトレードで生計を立てられるほどに纏まった利益を稼ぎ出すことは決して容易ではありません。

相場は、一見規則的な動きをしているかに見えて、まるで気ままな動物のように“予想と全く異なる動きを見せること”も多く、どんな熟練投資家でも正確に相場予想をすることは不可能…。
デイトレードでは、そんな気まぐれな相場を追いかけながら、短い時間で素早く売買の判断を下し(しかもハイレバレッジで)取引を進めていくという極めて難しい作業が求められるのです。

そこでは、ちょっとしたミスが命取りになり、相場の動きを掴みそこねてしまえば、その先に待っているのは“大きな損失”! 損が予想を超えて、どんどんと拡大して行ってしまうことさえ珍しくないのです。

そのため、デイトレードという取引スタイルを選択した場合には、相場の動きに気を配ること、なおかつ“大きな損をするかもしれないリスク”を抱える緊張感と日々戦っていくことが求められます。

またデイトレードをするうえでは、冷静さと素早い判断力が必須。
そうしたチカラを磨き・維持するためには、言うまでもなく、日ごろからの情報収集やチャート分析が必要であり、(相場は様々な事柄の影響を受けることから)世界経済・各種ニュースなど常にあらゆる方面にアンテナを張り続けることもまた欠かせません。

…こうした生活には、時間的にも精神的にもかなりの負担がかかります。

まして、先ほど触れた様に、いくら頑張って準備・勉強をしたところで相場を100%正確に予想することは不可能。損をしない保証などなく、しかもデイトレードでは、大きな損を“たった1日”で抱えるかもしれないというリスクをも背負いながら取引するわけです。

損失不安や、損を出してしまった際のストレス……
FXでデイトレードをするということは、こうした重圧と日々向き合っていくことなのです。

その結果、デイトレーダーの中にはストレスに押しつぶされて鬱病を発症してしまう人も少なからず存在します。

では、そうならないためにはどうしたらいいか……。
それには、投資と日常生活をうまく分ける工夫をし、ストレスの解消法・気分転換の手段を予め考えておくと良いでしょう。
また、相場や経済について勉強したり投資技術を磨いたりするとともに、投資には損が付き物だということを十分に自分に言い聞かせ、損を出しても慌てず、損を引きずることなく(最終損益をプラスにすることのみに意識を注ぎ)次の取引に臨めるだけの「心の強さ・冷静さ」を保つ訓練も積み重ねていく必要があります。

デイトレードに取組むのには、リスクや緊張と日々戦わなくてはならないのです!
やると決めたら、「シッカリと覚悟を決め」「準備をして」取り組んでいきましょう。 


なお、デイトレードに自信が持てないという方には「中長期取引」をオススメします。
レバレッジを低めに設定し、時間をかけて行う取引でなら、(得られるリターンこそハイレバレッジの短期取引と比べて見劣りしてしまうかもしれませんが)リスクを抑えた安定投資が可能! 相場の微細な変動に振り回されずに済むことから、精神的にも時間的にも余裕を持って取引にあたりやすくなりますよ!

特に投資初心者で取引に不慣れなうちは、(早さ・タイミングが肝心となる短期取引ではなく)この中長期取引がオススメ!
デイトレードにチャレンジしたいという場合にも、まずは中長期の低リスク取引で経験を積み、取引の感覚を身につけてから徐々に(デイトレに)取り組んでいくのが賢明でしょう。